2022年01月19日 11時10分 HUFFPOST
「津波の高さ15メートル」「水が汚染」トンガ噴火の被害を政府が発表、今わかっていること
大規模な噴火が発生したトンガ。被害状況をトンガ政府が初めて発表しました。
南太平洋のトンガ付近にある火山島で発生した大規模な噴火について、トンガ政府が1月18日、初めて声明を出し、被害状況などを明らかにした。最大15メートルの津波が発生し、これまでに3人の死亡が確認されたという。
3人の死亡を確認、水が汚染
噴火により海底ケーブルが切断され、ネット通信が困難になっていることから、声明はオーストラリアの在トンガ高等弁務官事務所が代表して公開した。
声明によると、首都ヌクアロファがあるトンガタプ島の西岸などに、高さ15メートルにもおよぶ津波が押し寄せたという。
発表内容の概要は以下の通り。
高さ15メートルにおよぶ津波が発生し、トンガタプ島の西岸、エウア島、ハアパイ島に到着した
噴火によって海底ケーブルが損傷し、国内外の通信が遮断されている
光ファイバーケーブルの損傷により、インターネットはダウンしている。復旧作業が進められている
これまでに3人の死亡が確認された。アタタ島とアハウ村で捜索、救助活動が行われ、英国人1人の死亡を確認した。また、65歳の女性、49歳の男性が亡くなった。
負傷者も多数報告されている
住宅が壊滅している島もあり、甚大な被害が報告されている
火山灰で水が汚染されており、政府は安全な飲料水の確保に努めている
駐日トンガ王国大使館もTwitterで、同様の声明を投稿している。
トンガ噴火による高波でタンカーから原油流出、ペルーの海岸1万8000平方メートル汚染
2022/01/19 10:11 読売
18日、ペルーの首都リマ近郊の海岸で、流出した原油を回収する作業員ら(ロイター)
【リオデジャネイロ=淵上隆悠】南太平洋のトンガ沖で15日に発生した海底火山の噴火で、南米ペルーの環境当局は18日、高波であおられたタンカーから原油が流出し、首都リマ近郊で海岸1万8000平方メートルが汚染されたと発表した。
タンカーは当時、製油所に原油を運んでいたという。現場では、流出した原油の回収作業が行われているが、被害は周辺の島々にも広がっているとみられる。
油にまみれ、真っ黒になった水鳥も見つかっている。
15日の噴火を巡っては、ペルー北部ランバイエケ県で、女性2人が高波にさらわれて死亡するなど、南米にも被害が及んでいる。
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