東アジアの海に米原子力空母3隻・強襲揚陸艦2隻が集結…「北朝鮮に警告」

 東アジアの海に米原子力空母3隻・強襲揚陸艦2隻が集結…「北朝鮮に警告」

1/22(土) 9:26配信



朝鮮日報日本語版

 米国の原子力空母3隻と大型強襲揚陸艦2隻の空母クラスの艦艇5隻が先日異例にも東アジアに集結していたことがわかった。南シナ海や台湾海峡などで対立を深める中国はもちろん、最近相次いでミサイル挑発を続ける北朝鮮を念頭に置いた武力示威との見方が出ている。


 米国海軍研究所(USNI)は今月18日、東シナ海や南シナ海など東アジアの海における原子力空母3隻と強襲揚陸艦2隻による作戦航海の状況図を公開した。北朝鮮によるICBM(大陸間弾道ミサイル)挑発が最高潮に達した2017年末に米国の原子力空母3隻が東海に集結し武力示威を行ったことはあるが、空母クラスの5隻が東アジアに集結するのは前例がない。集結した原子力空母は米第7艦隊所属のロナルド・レーガン、第3艦隊所属のカール・ビンソンとエイブラハム・リンカーンで、強襲揚陸艦はアメリカとエセックスだ。南シナ海に配備された4万トン級の強襲揚陸艦アメリカとエセックスはF35B垂直離着陸機を運用できることから事実上の軽空母とされている。


 今月はじめに米西部サンディエゴを出航したエイブラハム・リンカーンは異例にもわずか2週間で西太平洋深くに到達した。カール・ビンソンは東シナ海と南シナ海周辺での連合訓練後に作戦を展開している。ロナルド・レーガンは日本の横須賀港でメンテナンスに入っていたが、いつでも出撃できるよう待機している。香港のサウスチャイナ・モーニングポスト(SCMP)は今月14日、「2週間前に中国空母が訓練を行った南シナ海に米軍の空母打撃団と強襲揚陸船団が入り、緊張感が高まっている」と報じた。


 ある韓国軍筋は「来月は北京冬季オリンピックが開催され、中国を軍事的にけん制する必要性は弱くなっている。そのため米空母クラスの艦艇5隻による武力示威は中国よりも北朝鮮の追加挑発をけん制する性格が強そうだ」とコメントした。


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