米国、北のミサイル発射を「攻撃」と規定

 記事入力 : 2022/01/20 10:03 

chosun

米国、北のミサイル発射を「攻撃」と規定

追加制裁に向けた安保理の招集を要求

  



 米国が最近の北朝鮮による相次ぐミサイルを発射を「攻撃」と規定し、北朝鮮に対する制裁を検討する国連安全保障理事会の招集を要求した。

これによって今後も引き続き武力示威など北朝鮮の強い反発が予想されている。


 米国のリンダ・トーマス・グリーンフィールド国連大使は18日(現地時間)、米ワシントン・ポスト紙との遠隔対談で最近の北朝鮮による相次ぐミサイル発射を取り上げ「北朝鮮に対する圧力を引き続き強化したい。

彼らの攻撃は国連安保理決議違反だ」と述べた。これについて複数の外交関係者は、米国が北朝鮮による武力示威に「挑発」よりもレベルが高い「攻撃」という表現を使ったことに注目している。


 トーマス・グリーンフィールド大使はさらに「(先週)われわれは安保理でこの問題を真剣に議論した。今週中には再び議論するだろう」と伝えた。

これと関連して国連駐在の米報道官室は米政府系放送局「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」の取材に「米国はアルバニア、フランス、アイルランド、英国と共に20日午後から北朝鮮に関する安保理での協議開催を要請した」と明らかにした。


 これに先立ち米国は今月5日に北朝鮮が極超音速ミサイルを発射した際にも10日に安保理の招集を要求し、英国、フランス、日本などと共に北朝鮮を糾弾する声明を出した。

その後も北朝鮮による2回目の挑発(11日)→米国の独自制裁(12日)→北朝鮮による3回目(14日)・4回目(17日)の挑発が続き、米朝間の神経戦が過熱している。

20日の安保理では北朝鮮に対する制裁問題が具体的に検討される可能性が高い。

これに反発した北朝鮮が再び挑発を行った場合、韓半島周辺の軍事的緊張は極度に高まりそうだ。


 現状を懸念し警告のメッセージを発信する米国など国際社会とは違い、韓国政府は「対話」ばかりを強調している。

これは19日に行われた韓米の外交次官による電話会談でも繰り返された。

韓国外交部(省に相当)は「両次官は最近の北朝鮮による相次ぐミサイル発射状況について共有する一方、韓半島情勢の安定的管理、北朝鮮との早期の対話再開に向けたあらゆる方策が開かれている立場であることを改めて確認した」と説明した。

これに対して米国務省は「ウェンディ・シャーマン国務副長官は北朝鮮による最近の弾道ミサイル発射を『安保理決議の複数の件に違反している』と糾弾した」と明らかにした。


コメント