スキップしてメイン コンテンツに移動
ウクライナ侵攻「市民に多大な犠牲も」 米軍トップ
2022年1月29日 6:43 (2022年1月29日 8:00更新)
日経
28日、ミリー米軍統合参謀本部議長は「武力行使は常に最後の手段であるはずだ」とロシアに訴えた(国防総省)
【ワシントン=中村亮】米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は28日の記者会見で、ロシアがウクライナに侵攻すれば一般市民に「とても多くの犠牲者が出る」と懸念を表明した。
オースティン国防長官は「紛争は不可避ではない」と強調し、ロシアに対話を要求した。
ミリー氏はロシア軍がウクライナ国境付近に10万人を超える部隊を配置していると指摘し「これほどの規模は冷戦期以来だ」との見方を示した。
ウクライナには多くの都市があり「戦争が考えられる規模と範囲で起きれば市民が莫大な被害を受ける」とした。
「恐ろしく、悲惨だ」と話した。
ロシアは2021年12月、欧州の安全保障体制に関する構想を米欧に提案した。
北大西洋条約機構(NATO)にウクライナなどが加盟しないよう確約を求めたが、米欧は拒否した。
「自国の安保が著しく損なわれる」としてロシアがウクライナへ侵攻するシナリオを米欧は警戒している。
ロシアはウクライナ侵攻の可能性を否定している。
28日、オースティン米国防長官はロシア軍がウクライナ周辺で「戦力を断続的に増強している」と懸念を示した(国防総省)
オースティン氏は、ロシアのプーチン大統領がウクライナを侵攻すると最終決定していないと指摘しつつ「その戦力は明らかに保有している」と述べた。
ウクライナの複数の都市や大規模な領土の制圧が選択肢に入ると主張。
「ウクライナ侵攻は国家の主権や領土の一体性、民族自決という根本的な原則に違反する」と訴えた。
米軍はウクライナに戦闘任務にあたる部隊を配置していないが、ウクライナ軍への訓練や軍事面での助言は提供している。
オースティン氏は「訓練や助言についてウクライナが必要とする全ての支援を実施していく」と強調した。
ウクライナ侵攻「市民に多大な犠牲も」 米軍トップ
バイデン政権
2022年1月29日 6:43 (2022年1月29日 8:00更新)
日経
28日、ミリー米軍統合参謀本部議長は「武力行使は常に最後の手段であるはずだ」とロシアに訴えた(国防総省)
【ワシントン=中村亮】米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は28日の記者会見で、ロシアがウクライナに侵攻すれば一般市民に「とても多くの犠牲者が出る」と懸念を表明した。
オースティン国防長官は「紛争は不可避ではない」と強調し、ロシアに対話を要求した。
ミリー氏はロシア軍がウクライナ国境付近に10万人を超える部隊を配置していると指摘し「これほどの規模は冷戦期以来だ」との見方を示した。
ウクライナには多くの都市があり「戦争が考えられる規模と範囲で起きれば市民が莫大な被害を受ける」とした。
「恐ろしく、悲惨だ」と話した。
ロシアは2021年12月、欧州の安全保障体制に関する構想を米欧に提案した。
北大西洋条約機構(NATO)にウクライナなどが加盟しないよう確約を求めたが、米欧は拒否した。
「自国の安保が著しく損なわれる」としてロシアがウクライナへ侵攻するシナリオを米欧は警戒している。
ロシアはウクライナ侵攻の可能性を否定している。
28日、オースティン米国防長官はロシア軍がウクライナ周辺で「戦力を断続的に増強している」と懸念を示した(国防総省)
オースティン氏は、ロシアのプーチン大統領がウクライナを侵攻すると最終決定していないと指摘しつつ「その戦力は明らかに保有している」と述べた。
ウクライナの複数の都市や大規模な領土の制圧が選択肢に入ると主張。
「ウクライナ侵攻は国家の主権や領土の一体性、民族自決という根本的な原則に違反する」と訴えた。
米軍はウクライナに戦闘任務にあたる部隊を配置していないが、ウクライナ軍への訓練や軍事面での助言は提供している。
オースティン氏は「訓練や助言についてウクライナが必要とする全ての支援を実施していく」と強調した。
サリバン駐ロシア米大使は28日、電話による記者会見でロシアによるウクライナ再侵攻について「脅威は非常に現実的であり、差し迫っている」との認識を示した。
バイデン米大統領も27日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話協議した。
ホワイトハウスの報道担当者によると、バイデン氏は「ロシアが2月にウクライナに侵攻する可能性があるのは明らかだ」と伝えた。
コメント
コメントを投稿