「女性がチョコ」は時代遅れ?=バレンタイン、花贈る男性増加
2022年2月11日
時事通信社
バレンタインデーに花を贈る若い男性がじわりと増えている。
生花の業界団体「花の国日本協議会」が行ったアンケートで、バレンタインシーズンに花を買ったと答えた20代男性の割合は2020年に13%と、調査を始めた13年の6倍に上昇した。海外では男性による花束のプレゼントが定着している国が少なくないといい、日本でも女性がチョコレートをプレゼントする「常識」が変わり始めたのかもしれない。
「うちでは赤いバラを目当てに来店する方が多い」。全国で約190店舗を展開する日比谷花壇(東京)の日比谷公園店で仕入れを担当する吉川優美さん(32)は、男性客が年々増えていると手応えを感じている。2月は春シーズンの花が出そろう時期で、店内には品種改良によって色や形が進化を遂げたパンジーやスイートピーも並ぶ。吉川さんは「今が一番楽しい時期。ぜひ見に来てほしい」とアピールしていた。
性別にとらわれず大切な相手に…「フラワーバレンタイン」若い世代中心に広がる
2022年2月11日
日テレNEWS
「女性から男性へチョコを贈る日」といわれてきたバレンタインデー。いま、性別にしばられない「フラワーバレンタイン」が広がっています。
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10日午前、定例会見を行う金子農水大臣の左右には、大きな花のスタンドが飾られていました。
金子農水相
「『フラワーバレンタイン』の取り組みを応援しているところであります」
コロナでイベントが中止されるなど、需要が減っている花業界を後押ししているということです。
このフラワーバレンタインは、「性別にとらわれず、大切な相手に花を贈ろう」という取り組みです。
青山フラワーマーケット新宿東口店・ショップクリエイター 齋藤絵里さん
「若い男性の方が恋人とか奥さんとかに花を贈るというのが増えてきていて、女性もお友達に渡したり、ご自分へのプレゼント、ご褒美みたいに買って帰る方もいらっしゃいます」
バレンタインデーといえば、日本では「女性から男性」へ「チョコレート」を贈りますが、実は世界では、花を贈るのが定番。多様な性を尊重する意識が高まり、「性別にとらわれないプレゼント」としたことで、SNSなどを通じて、若い世代を中心に広がっているといいます。
来店した男性(20代)
「バレンタインにお花あげるっていうのも、やってみたいなって思います」
来店した女性(20代)
「なんか、友達同士とかでもやったら、楽しそうだなって思います」
この「フラワーバレンタイン」は、ホテル業界でも…。東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで提供されていたのは、客室の中に1本ずつ「感謝」「誠実」など、意味を込めた12本のバラの他、スイートピーなどを飾った、「フラワーバレンタインステイプラン」です。
セルリアンタワー東急ホテル 企画・宣伝 斎藤さやかさん
「スイートルームよりお手頃なお部屋タイプになりますので、カップルやご夫婦のお客さまに気軽にご利用いただけるようになっております」
また夜景が映える40階のレストランとバーでは、訪れたひとりひとりに、バラを1輪プレゼントしてくれます。
来週のバレンタインデー。大事な人への気持ちの伝え方は、今後もいろいろなカタチが増えそうです。
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