「ロシア、本格侵攻の計画継続」NATO事務総長が危機感
2/23(水)
産経新聞
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は22日、ブリュッセルで記者会見し、ロシアがウクライナ東部の親露派2地域の「独立」を承認したのを受け、「明らかな国際法違反だ」と非難した。
「あらゆる兆候からロシアがウクライナを本格的に侵攻する計画を持ち続けていることが分かる」と述べ、「欧州の安全保障において、ここ一世代で最も危険だ」と危機感を示した。
ストルテンベルグ氏は今回の危機について「ロシアが単独でつくり出した」と指摘。「紛争を平和的に解決しようとする努力を損なっている」と批判した。
その上で、「NATOは毅然(きぜん)とした態度で団結している」と強調。NATOがここ数週間で東欧での部隊を増強し、ジェット機100機以上と船舶120隻以上が厳戒態勢で待機していることを明らかにした。
また、ストルテンベルグ氏は、ドイツのショルツ首相がロシアからの天然ガスパイプライン「ノルドストリーム2」の承認作業を停止すると発表したことを歓迎。
ロシアがウクライナに一段と攻撃的な行動に出た場合、「高い代償を伴うだろう」と強調した。
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