LNG 米から欧州への輸出急増 ウクライナ情勢でロシアけん制か
2022年2月11日 10時44分
NHK
先月、アメリカからヨーロッパに輸出されたLNG=液化天然ガスは、前の年の同じ月のおよそ4倍に急増したことが分かりました。ウクライナ情勢をめぐって緊張が続く中、バイデン政権はヨーロッパへの支援を強化し、ロシアをけん制しています。
緊張が続くウクライナ情勢をめぐり、アメリカとEU=ヨーロッパ連合は、ロシアが軍事侵攻した場合には経済制裁を科すと警告しています。
しかし、ロシアが対抗してEUへの天然ガスの輸出を制限すれば、冬場のエネルギー供給に支障が出るおそれがあるため、バイデン政権はヨーロッパ向けのLNG輸出を優先する方針を示しています。
この結果、ロイター通信の集計によりますと先月、アメリカからヨーロッパに輸出されたLNGは498万トンと、前の年の同じ月のおよそ4倍に急増しました。
LNGをめぐっては、日本もヨーロッパ向けに一部を融通することを決めていて、バイデン政権はロシアが仮に輸出を止めてもこうした支援によって対応できると強調し、ロシア側をけん制しています。
ただ、記録的なインフレが起きているアメリカでは、LNGの輸出を増やせば国内のエネルギー価格の上昇に拍車をかけるという指摘も出ていて、長期的な支援にはリスクも伴いそうです。
コメント
コメントを投稿