米中の軍艦、台湾海峡を航行 首脳電話会談の直前に
3/19(土)
AFP
中国と米国の軍艦が18日、台湾海峡(Taiwan Strait)を航行した。
台湾と米国の当局が明らかにした。
中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は同日行ったジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領との電話会談で、米国が台湾の地位をめぐり「誤った対応」を取れば米中関係の悪化につながると警告した。
台湾国防部はAFPに対し、中国の空母「山東(Shandong)」が台湾海峡を通過したと説明。米国防総省はその後、AFPに対する電子メールで、米軍の駆逐艦1隻が同海峡を航行したことを明らかにした。
バイデン氏と習氏はその数時間後に行った電話会談で、ウクライナ情勢などの問題について約2時間にわたり協議。
国営新華社(Xinhua)通信によると、習氏はその中で、バイデン氏の就任以来、台湾独立に関する米国の「誤った」主張が原因で、米中関係は「ますます多くの課題」に直面していると指摘。
また中国外務省が英語で公表した会談内容によれば、「台湾問題への誤った対応は、二国間の関係に支障をきたす。中国は、米国がこの問題に十分な注意を払うことを望んでいる」とも警告した。
マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)前米国務長官は今月初め、台湾を訪問した際、米政府は台湾を「自由な主権国家」として承認するべきだと述べていた。ホワイトハウス(White House)によると、バイデン氏は会談で「台湾に関する米政策に変わりがないことを繰り返し、米国は一方的な現状変更について引き続き反対することを強調」した。
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