ウクライナ大統領、ロシアに直接会談呼び掛け 「今こそ会って話す時」
3/19(土)
AFPBB News
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は19日、ロシアに対して「自らの過ちによる損失を最小限に抑える唯一のチャンス」として、再び直接会談の開催を呼び掛けた。
両政府は現在オンライン協議を行っているが、これまで同様、進展はほとんどない。一連の協議はすべて高官レベルで、いまだ首脳会談には至っていない。
ゼレンスキー氏はフェイスブック(Facebook)への投稿で「今こそ、ウクライナの領土保全と公正さを再確認するために会って話す時だ」とし、「さもなくば、ロシアの損失は数世代にわたって回復できないだろう」と述べた。
また、ロシア軍に包囲されている港湾都市マリウポリ(Mariupol)から、9000人以上を避難させることができたと述べた。同市では多数の市民が避難していた劇場が爆撃されたが、死者数はまだ確認できていない。
ゼレンスキー氏は、国内各地の人道回廊を通じてこれまでに救出されたウクライナ人は18万人以上に上ると明らかにした。一方で、ロシア軍が要所での援助を妨げていると非難。「ロシア兵はあらゆることをするよう厳命されており、ウクライナ人は各都市での人道危機を前に占領者への協力を迫られている」と述べ、「これは戦争犯罪だ!」と断言した。
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