中国外相、対ロ制裁への反対強調 「中国と大多数の国は近い立場に」
3/21(月)
朝日新聞
中国の王毅(ワンイー)国務委員兼外相は20日、ウクライナ情勢をめぐり、「一方的な制裁を強化すれば、世界的なサプライチェーンが断絶し各国の市民が打撃を受ける」として米欧などによる対ロ制裁に反対する姿勢を改めて強調した。「中国と発展途上国を含む大多数の国は近い立場にある」として、対ロ制裁に距離を置く自国の立場を正当化した。
中国外務省が発表した。王氏は20日、訪中したアルジェリアの外相との会談後に記者会見し、2日に国連総会で採択されたロシア非難決議について、「中国とアルジェリアを含む少なからぬ国が棄権した。戦争や制裁で争いを解決することには賛成しないということであり、責任ある態度だ」などと強調。ウクライナ情勢は「長年積み重なった矛盾が爆発したものだ」として、「北大西洋条約機構(NATO)を際限なく東方拡大させたことが正しかったのか考えるべきだ」などとした。
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