ウクライナ首都周辺「1千人超遺体」 ロシア軍、対空システム破壊主張

 ウクライナ首都周辺「1千人超遺体」 ロシア軍、対空システム破壊主張

4/11(月)

時事通信


 【イスタンブール時事】ウクライナに侵攻しているロシア軍は11日、東部や南部で支配地域を拡大するため、攻撃を続けた。


 都市部への無差別砲撃で民間人の犠牲者に歯止めがかからず、さらなる戦闘激化への懸念も高まっている。ウクライナのベネディクトワ検事総長は英メディアに対し、北部キーウ(キエフ)州で1222人の遺体が見つかったと説明した。


 ロシア軍はウクライナ北部の短期制圧に失敗し、将兵死傷など「重大な損失」(ペスコフ大統領報道官)を被った。4月初旬までの撤退に伴い、占領地での民間人の犠牲が日を追うごとにつまびらかになっている。


 ロシア国防省は11日、中部ドニプロ郊外に対する10日の巡航ミサイル攻撃で「欧州の国から送られた地対空ミサイルシステムS300を破壊した」と主張した。

S300をめぐっては、これまでにスロバキアがウクライナに提供したことが明らかになっているが、ロイター通信によると、スロバキア政府報道官は「われわれのS300は破壊されていない」と述べた。 

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