ロシアが5.9対独戦勝記念日に「宣戦布告」か

 ロシアが5.9対独戦勝記念日に「宣戦布告」か…ウクライナへの「特別軍事作戦」を拡大転換

4/18(月)

日刊ゲンダイ

恐ろしい顔で2月24日に「作戦」発表(ロシアのプーチン大統領) 


 ロシア軍の最強軍艦「モスクワ」の沈没以降、ウクライナ攻撃は一層激しくなってきた。南東部の要衝マリウポリの包囲を狭め、応戦するウクライナ兵に最後通告する一方、首都キーウ一帯に3日連続でミサイル攻撃。

しかし、プーチン大統領が侵攻の節目とする5.9対独戦勝記念日に「戦果」をアピールするのは厳しい。メモリアルデーに東部住民の保護を掲げた「特別軍事作戦」を拡大転換し、ウクライナに正面切って「宣戦布告」をする可能性が浮上している。


 ウクライナ軍の国産地対艦ミサイル「ネプチューン」が命中したロシア軍黒海艦隊旗艦のミサイル巡洋艦モスクワが沈没したのは14日。ロシアは「国の誇り」を失い、「南部オデーサ上陸作戦は1カ月ほどの遅れを余儀なくされる」(軍事ジャーナリスト)こととなり、攻撃はますます荒っぽくなっている。


 17日はキーウ近郊をミサイル攻撃し、インフラ施設を破壊。「市街地からウクライナ戦闘員を完全に排除した」と主張するマリウポリではウクライナ兵に対し、ロシア国防省がSNSを通じて「武器を置いたものは全員、命を保証する」と呼び掛け、期限を区切って投降するよう迫った。


 ウクライナ軍参謀本部によると、ロシア軍の海兵隊旅団が海上からの上陸作戦を準備しているという。


 英国防省による最新の戦況分析でも、ロシア軍は東部掌握に向けて、軍備増強に躍起だと指摘。戦勝記念日までの「戦果」を迫られ、必死なのだろうが、目標のさらなる下方修正は避けられそうにない。


 ロシアの外交政策を専門とする英王立防衛安全保障研究所のサミュエル・ラマニ非常勤研究員は16日、〈プーチン大統領が5月9日までにウクライナで決定的な勝利を収めることはないだろう〉とツイート。さらにこう書き込んでいた。


〈彼は第2次世界大戦の戦勝記念日を口実に、より多くのロシア人を戦争に動員する可能性が高い〉


〈モスクワ攻撃はロシアにおける戦争観の転換点だ〉


 5.9はナチスドイツに対する勝利を祝う愛国デーだ。プーチン大統領は住民保護を大義名分とした「特別軍事作戦」を打ち捨て、ゼレンスキー大統領率いる“ネオナチ政権”を打倒するとの名目で「宣戦布告」するというのである。


 筑波学院大教授の中村逸郎氏(ロシア政治)はこう言う。


「プーチン大統領は戦勝記念日の当日、あるいは前日にマリウポリを電撃訪問し、華々しく式典を執り行いたいと考えていたとみています。ところが、モスクワ沈没で作戦は大きく狂ってしまった。首都名を冠した旗艦を失ったのは、モスクワ陥落に等しい衝撃です。5月9日までにマリウポリを陥落する見通しが立たなければ、戦術核の使用に動くかもしれません。ウクライナ兵に武器を捨てて退去するよう求めているのは、ある種の警告でしょう」


 ついに、なのか……。

日本のコメント

ロシアには大義もなく利益もなく勝利も無くなった。フィンランドがNATOに加盟する可能性は高く加盟すればNATOとの緩衝地帯を作るためにもウクライナに侵攻したロシアの利益はなくなる。

フィンランドに攻撃すればネオナチを打倒や親ロシア派住民を解放するという理論も元ロシアだったウクライナには使えても完全に他国のフィンランドには使えず大義もなくなる。

フィンランドに攻撃すればNATOも黙ってない、元々ロシア自体が攻撃に不向きで国土は広く食料自給率も高いが裏を返せば広大な農地を延々と速度が出ず燃料を無駄にくう戦車で行軍しなければならないので最初のうちに制空権をとりミサイル攻撃するしか無かった。

ロシアは食料自給率が高いから持久戦は得意なように見えるがそれを支える機器が維持できない。今年の5/9は無理矢理戦果を出すだろうが来年の5/9はズタボロだろう。

プーチンに来年はない


NATOでもワルシャワでもない中立の軍隊”国連軍”の創設を考えるべきでは。

国連がいくら非難決議を出そうが、各国が経済制裁しようが一向に効果を期待できない以上こうした事態に即応できる強力な軍隊が必要と思います。

国連加盟国すべてに参加を義務づけて兵力を確保するのです。

特定のどこの国にも属さない国連軍であれば、今回のような事態にも迅速に対応できたはずです。


プーチンはNATO拡大を言い訳にしているが、ウクライナの肥沃な土地と、凍らない軍港が欲しいだけ。

その為にウクライナ人を殲滅していると私は思ってます。

本当にNATOの拡大が理由なら、軍施設と首都を落とせば良いだけ。

黒海に複数の軍港を持てたら、大西洋へ進出出来る。

土地が手に入ったら、食糧の心配はいらないし、貿易により外貨の獲得も拡大出来る。

そして更に軍拡が出来るとプーチンは思っているだろう。

強いロシア、そしてソ連時代に戻りたいプーチン。

しかし、戦争になって、戦術の時代遅れが発覚し苦戦。

国内外で反発が強かった。

やはりプーチンはKGB出身であるから、政治家には不向きだっ事も発覚。

ロシアは終わったと思う。

新しいロシアを国民で作るべきと思います。

その為には、正確な情報を流すべき。

戦争が終わったとしても、ロシアはろくな事にはならないだろう。


プーチンの考えが理解出来ない。

ウクライナの東側の2州取ったって、フィンランドをスエーデンがNATOに加盟したら、NATOと接する国境線がほぼ倍になり、モスクワも近くなるから逆に脅威が増すだけだろ。

しかも、バルト海は完全に使えなくなるからね。

NATOの東拡大を恐れてウクライナを攻撃したのが逆に脅威を増すことになった愚かな行為でしかない。

これなら、ウクライナがNATOに入ってもフィンランド側が中立だった方がロシアには得だったろうに。


5月9日以降にウクライナに大攻勢をかける力がロシアに残っているのか?もはや、制裁で、各種部品等の調達もできずに、ミサイルや戦車等の製造も完全に停止している。

戦車・装甲車用のベアリングやトランスミッションすら製造できない国が長期戦で戦うとしたら、ソ連軍みたいな得意の人海戦術でも採るのかね?稼働可能な戦車も1500台程度となり、これから、始まる東部戦線の激戦でも大きな戦力を喪失するのは確実。

一方で、ウクライナには西側からどんどん、資金と兵器が供給される。どこかで戦力が逆転する可能性があるが、もう、プーチンの逃げ道がないということかな?


このウクライナとの戦いにより、弱いロシア軍が世界中に知れ渡ったしまったので、このまま引き下がってしまうと、ロシアの権威が失われかねないので、意地になって非人道的な武器も平気で使って攻撃してくる事になるでしょうね?


また、各国の武器などの軍事物資により、何とか持ちこたえているウクライナ兵だが、領土が広い分、その輸送ルートも限られており、最前線で戦う軍に届かず、敗戦の連鎖になるのも時間の問題。。。。


もう、世界中に本気になってウクライナという国を助ける為に自国の軍隊など派遣する事は無いので、外交を失敗したウクライナ大統領が苦渋の決断なしには、国民の命は救えないし、都市は破壊され続けられてしまう。


ロシアはもう戦車などでの地上戦はやらないんじゃないのかな。

一応、人道上の措置として期限を設けて都市部へのミサイル攻撃に移っていくのでは。

ミサイルなら兵士や戦車など必要ないし、一気に首都陥落に持っていける。

あとは都市部でのゲリラ戦はあるだろうけど、ロシア側の被害は少なくて済む。

NATOの武力介入が無ければ残念ながらウクライナの敗戦は濃厚。


ロシアからはウクライナ首都をミサイル攻撃され、住民虐殺までされている。このままロシアの攻撃が継続されるなら、西側諸国がウクライナに中距離ミサイルを支援し、モスクワに打ち込むことはできないのか?

ロシアが核ミサイルを使用したら、ウクライナにも核ミサイルを供与するくらいのことを言わないと、ロシアは戦争を止められないのでは?


核の行使まではエスカレートしないと思う。核を使えばNATO参戦の口実となり、そうなればロシアは完膚なきまでに叩きのめされるからだ。マリウポリのウクライナ兵は兵站を絶たれ、長くは抵抗できないとも思われ陥落も避けれられないかも知れない。


欧米からの重火器が届けば、ウクライナが反転攻勢に転じる可能性も無きにしも非ずだが、現状は厳しい。


ウクライナの勝利を祈るばかりだ。


ロシアに言わせれば現在の侵攻は"特別軍事作戦"であって"戦争"ではないという建付けだったんだ。

誰も信用していない詭弁だけどね。

しかしその特別軍事作戦とやらは一般人殺戮、病院や映画館といった非軍事施設の爆撃、侵攻先の民家からの高額品略奪・転売といった内容も含んでいて、何が特別なのか皆目わからない、とても筆舌に尽くしがたい悪逆非道なことばかりだ。なので、もしウクライナに"宣戦布告"してきたらこれまでの比ではない悪行がなされてしまう。

米国、英国、EUよ、いつ一線を越えたと判断するのだ。このままではロシアのやりたい放題の行為が正当化されてしまうぞ。


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