ロシア外債「一部デフォルト」 格付けすべて撤回 米S&P
4/9(土)
時事通信
米格付け大手S&Pグローバル・レーティングは8日、ロシアの外貨建て国債の発行体格付けについて、一部デフォルト(債務不履行)を意味する「SD(選択的デフォルト)」に引き下げた。
4日が期日だったドル建て国債の償還と利払いはルーブルで行われたが、約束通りの返済ではないと判断した。
S&Pは格下げとともに、ロシアの格付けをすべて取り下げると発表した。欧州連合(EU)が対ロシア制裁の一環として、格付けの禁止や撤回を命じていた。米ムーディーズ・インベスターズ・サービスやフィッチ・レーディングスも格付けを取り下げており、大手の格付けはなくなった。
日本のコメント
国内だけで貨幣を大量発行して対応するのか、貨幣を発行せずに物価上昇に
耐えて100年以上前の時代みたいに国内だけで自給自足していくのかは不明。
言えることは一カ月後に勝利宣言を出しても戦闘は終わらないだろうし、
経済封鎖が即解除になる事も無い。但し、ソビエト連邦時代の生活を経験して
いる50代後半以上の方々は耐えれると思うが、40代未満の人達が
電子機器も生活家電も無い生活に耐えられるかが謎です。
2024年に大統領選があるけど、それまでに元に戻ってなければ
プーチン氏が失脚する可能性が少し出てきたというところ。
ロシア連邦統計局が8日発表した3月の消費者物価指数(CPI)は、前月から7.6%上昇した。
前年同月比では16.7%の上昇(2月は9.2%上昇)だった。
3月の1カ月間で消費者物価が前月(2月)から7.6%の上昇。年率に換算すると91.2%の上昇だ。
このままでゆくとロシアの消費者物価は1年で2倍近くに高騰する事になる。
一部報道によると、ロシア国民は経済制裁慣れしているというが、1年で2倍の物価高騰は堪えるんじゃ無いのか。いつまで耐えられるかだ。
ロシアの債務不履行が生じたってことは、外貨建での新規国債発行ができなくなるわけで、今後の資金繰りが厳しくなるわけだ
MMT理論じゃないが、国内通貨建で国債をじゃぶじゃぶ発行して、中央銀行が全部買い取ることで、政府は資金を得られる
ただ、やみくもに通貨流通量が増えれば通貨の価値は下がる
その先に待ち受けるのはハイパーインフレだな
これは米財務省がドル建てロシア国債の満期償還や利払いで米金融機関の手続きを停止した言わばテクニカルデフォルトに追い込んだ結果だろう。
しかし、自軍の能力や兵士の士気問題での負け戦を一般人の殺戮で補おうとする汚いロシアには当然の仕打ちだと思う。
デフォルトしてるのにルーブルが侵攻前の水準で安定という奇妙なねじれ現象が始まっている。ロシアの経済が崩壊したというニュースはまだ無い。支払い能力の喪失ではなく支払い手順の制限による人為的なデフォルトとはこういうものなのか?ちなみにウクライナも過去20年で2回デフォルトしてる。欧州ならギリシャが有名かな?両方とも普通のデフォルトだが。
ロシアとしてはお金はあるのに払えない。欧米がデフォルトだと騒いで格付け撤回したとしても、ロシアとしては借金チャラでラッキー。石油・天然ガス企業へ外貨はどんどん入ってるから海外資産凍結したところで意味が無い。
一般家庭で預貯金は差し押さえるけど給与収入は見逃してやるってのと同じ。
ロシアの債券は博打、もしくは溝に捨てる銭と同じと宣言したのだから、日本なら破産管財人が債権債務を調査して分配に向かう。後はロシア人がどうするかだな。
わざわざ格付けをしてロシアを怒らせる必要も無くなったのだろう。戦争を始めた時からジャンク債扱いとなる事は決まっている。格付けをしたところでこれ以上悪くもならない。そっとして置いても誰も損しない。西側投資家はロシア国債は買わない、日本も買わない?
ウクライナに対する被害弁償にロシアの資産を使うには差し押さえのドルでは足りないから、ルーブルで払っても認めない。
この後はどうなるのさ?
一部とは言え借金踏み倒しが事実となりロシアが開き直ったとしても態勢に影響はなさそうなんだけどさ
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