長いひげが生えている猫の口の「ω」みたいな部分、名前ってなんと呼ぶ?

 長いひげが生えている猫の口の「ω」みたいな部分、名前ってなんと呼ぶ?

かわいいけど、名前がよく分からない部分。


 長いひげが生えている「ω」のような形をした猫の口元は、「かわいらしい」「見ているだけで癒やされる」と猫好きの心を捉えてやまない部分。ですが、この部分、何と呼べばいいのか分からず、もどかしい思いをした経験のある人も少なくないのでは?

 今回は、猫の「ω」みたいなあの部分の名前ををご紹介します。




長いひげが生えている猫の「ω」の名前

 猫には「触毛」「洞毛」と呼ばれる長いひげが生えていますが、これは英語では「ウィスカー(Whisker)」と呼ばれています。そのウィスカーが生えている口元のあの部分は「ウィスカーパッド(Whisker pad)」といいます。

 日本では「マズル」という語を使う人も少なくないようですが、これは鼻口部を意味する言葉。ウィスカーパッドよりも広い部分を指し、あご、鼻なども含まれてしまいます。

 ちなみに、ウィスカーパッドはぷっくり膨らんだ形をしていて、頬との境界あたりに小さなくぼみができますが、この部分は「ウィスカーブレーク(Whisker break)」というそうです。

“ω”って何でできているの?

この部分は皮膚が厚く、おもにヒゲを動かすための筋肉でできています。やわらかそうなイメージですが、脂肪はほとんどありませんし、膨らんでいるように見えるからといって中が空洞になっているわけでもありません。

いかがでしたか? 猫の“ω”には、名前がなかったのです。



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