安倍元首相「国葬」が前代未聞の弔問外交に プーチン氏やバイデン氏、トランプ氏も参列!?「ロシアとウクライナの停戦、きっかけ担える可能性」
7/19(火)
配信 夕刊フジ
参院選の街頭演説中に凶弾に倒れた安倍晋三元首相の政府主導による葬儀について、岸田文雄首相は秋に日本武道館で「国葬」(国葬儀)として実施すると明らかにした。国葬は各国から特使が送られることで外交の舞台にもなる。専門家は「海外での影響力が非常に強い安倍氏の国葬は、過去最大級の弔問外交の舞台となる可能性もある」と語る。
首相経験者の国葬は1967年の吉田茂元首相以来2回目。吉田氏の国葬を手掛けた帝都典礼のホームページによると、日本武道館で実施され、推定3万5000人が参列した。費用は当時の金額で約1800万円だが、2020年の中曽根康弘元首相の内閣・自民党の合同葬では約2億円の費用が計上された。安倍氏の国葬も同程度の費用が予想される。
海外でも首脳経験者が国葬で見送られるケースは多い。米国では辞退したニクソン元大統領らを除き、大統領経験者には基本的に国葬が実施される。英国の国葬は王室関係者が対象だが、チャーチル元首相ら特段の功労者には例外的に執り行われてきた。
国葬には諸外国から要人が弔問に訪れる。今年5月には、亡くなったアラブ首長国連邦(UAE)のハリファ前大統領に弔意を示すため、ジョンソン英首相やフランスのマクロン大統領、ハリス米副大統領らが駆けつけた。長期にわたり外交分野で存在感を見せてきた安倍氏には、すでに世界中の要人から弔問を希望する連絡が寄せられ外務省が対応に追われている。
世界中から要人が集結すれば、日本は大規模な弔問外交の舞台になる。国際政治に詳しい福井県立大学の島田洋一氏は「岸田首相はG7(先進7カ国)首脳会議に続き、NATO(北大西洋条約機構)首脳会議にも参加した。自由主義圏という輪のもとで欧米諸国とアジア諸国が軍事的にも連携を強めており、その舞台が日本での弔問外交となるという見方もできる」と解説する。
ウクライナへの侵攻を続けるロシアのプーチン大統領も安倍氏との親交が知られる。プーチン氏は安倍氏が死去した8日のうちに弔電を送っている。島田氏は「一部では安倍氏の国葬を機にロシアとウクライナの停戦を日本が仲介できるという予想もあるが、戦況次第だろう。両国にとって停戦に移ってもいいタイミングであれば1つのきっかけを担える可能性はある」とみる。
米国からはバイデン大統領の弔問が予想されるほか、海外メディアによると安倍氏と関係が深いトランプ前大統領も葬儀への参列を検討しているという。
島田氏は「安倍氏はオバマ政権、トランプ政権と長期にわたり首相として関係を持ち、超党派で人脈を築き上げた。バイデン氏とトランプ氏がそろって弔問する可能性は十分あるが、両者への待遇に差がつけば関係に亀裂が生じかねない。難しい判断が求められる」との見方を示した。
国民のコメント
私は自民党支持者でもなければ安倍元総理を支持しているわけではないので、第二次安倍政権下における諸問題に対して納得が出来ないことが多かったし、当時の安倍内閣は信任していない立場だ。
しかし、外交問題と内政の問題はしっかりと切り分けなければならないのが国家運営の常識であり、外交に於いて安倍元総理の諸外国に対する影響力は日本国民の理解以上に大きく、諸外国の要人を来日して頂くにあたり国葬の形式で執り行う事は妥当なのだと思う。
国葬に反対する国民が相当数いるのは事実であり、政府与党が丁寧に説明する必要はあると思うが、どのように説明したところで理解を得られるのは難しいだろう。
しかし、それでも国民に説明するのが政府与党の大きな仕事だと思うし、反対の声が大きくとも来日する諸外国の要人の為に粛々と執り行う必要があると思う。
すると決めた以上は、国葬が世界の平和に繋がる外交の機会になれば良いと思う。
故安倍元首相の功罪はこと内政に関しては山積みのスキャンダルや中途半端に終わった政策など、支持はしていない。
しかし記事の見方は「なるほど」と思う。
世界的にも弔問外交で物事が動くケースはあるし、敵対している者同士が相付き合わせる場を提供するだけでも充分世界に対して貢献できる。
あえて言えば国葬に陛下がご臨席賜わる事でより厳粛かつ各国首脳が弔問来日し易くなるのなら尚良しだと思う。
他の方のコメにもあったが国葬として執り行い、それが和平へのきっかけとなる可能性があるのなら故人としてもこれ以上の日本に対する「功」はないだろうし、主義主張は支持できなくても非業の最後を遂げた故人に対する供養になると思う。
ゆえに私は故安倍元首相の国葬に賛成したいと思う。
個人的には国民で意見が分かれるため、日本全体の分断を止めるためには国葬の是非では非だと考えます。
分断された社会を喜ぶのは反対とされる方々の多くが宗主国とする国々であるから。
ただ、国民の過半数が是とするのなら行っても良いのでは。
その中で反対派の意見として税金の無駄というコメントが多いと思うが、それならばクラファンでもなんでも行って、国民からの意思をそこに落とし込めば良いだけの話で、反対としている人間も、幾ばくかの寄付ならば出す方もいるかも知れない。
中曽根氏の葬儀では2億円の費用がかかったらしいが、それぐらいやその倍なら簡単に集まるだろうし。
そこで集まらなければそれも民意。
政府はその時にこそ、目線を変えて国民の声に真摯にむきあえるのでは?
国民が突きつける何か無くして、民主時代も含め、為政者は目線を変えることはできないと思う。
弔問外交でプーチン氏が来るにしても、一挙にウクライナ問題を解決するような話し合いは避けた方が良いかな。事を急ぐと「鴻門の会」みたいな事に成ってしまって、益々悪い方向に行ってしまう気がする。後、警備を万全にした上で、ウクライナの大統領も来てもらったらどうだろうね。停戦するにしてもしないにしても直接対話の機会は有った方が良いよね。誤解が少しでも解けるかも知れない。
ここまで影響力の大きいリーダーを国をあげて送らないのは国益に反する。世界各国の首脳、要人が弔問を希望している。在任1年たらずで記憶にも残らないようなリーダーなら論外だが、安倍さんだけは違う。功罪色々あるが、多くの首脳、要人が来日出来る状況を作ったのが安倍さんの最後の『功』だと思う。
国葬を支持していた理由の筆頭が、外交であった。
死に対して希望する人間が等しく弔意を示す機会が与えられるべきだと思う。希望する人間がね。
どちらの建前を考慮しても、プーチン(ロシア)を受け入れるべきだと思う。
安倍元総理の外交手段は米国 ロシアに対しても友好的な対応で関係を築いてきたのは周知の如く,国葬にて両国の或いは関係国との対話にてウクライナ侵攻問題が停戦 終結されるなら世界が望む事,現岸田総理の手腕を期待したいが世界に通ずる力量は失礼ながら未だ未知数。
外交戦略に不安が見え始める中での弔問外交ってのもどうなんだろうな…
本来なら、安倍さんが亡くなって間を置かずに、
業績を振り返るっていう体裁で「インド太平洋構想」の提唱者としての日本をアピールすべきだった。
これだけでもある程度周辺国への目配せや牽制になったかもしれないのに。
あり得ると思います。おそらくみんな来ると思います。国内の評価はおいといて、海外では別人の評価です。理由はどうあれ、一同会するのはいいんじゃないでしょうか。出来ればウクライナとロシアの手打ちを望みます。
今回の安倍さんの葬儀には、世界100ヵ国以上の国の要人が、日本に集まると言われているので、その人達の警備や入国対応、日本滞在時の政治的会談のスケジュール管理など、
莫大な人為的労力や経済的費用がかかると思われますね。
国葬の警備の為に、G20の時みたいに、全国の警察官が、東京に集まるんじゃないかな。
今回の葬儀については、安倍家や自民党のみで、執り行う事は、現実的に見て、不可能だと思う。
普通は、日本国の元首相の葬儀に、世界のトップクラスの国の現職大統領クラスの人が多数参列する事は、ほぼない訳だから、
今回は特例的に、国葬として、行うしか仕方無いと思いますけどね。
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