中国「ロシアに武器提供しない」、侵攻当日の明言は口を滑らせた? 先月初の首脳会談も中国にとっては“足かせ”に
3/18(金)
ABEMA TIMES
対ロシア 中国が軍事支援する可能性は
「もし中国がロシアに軍事的、あるいはその他の援助を行い、制裁に違反したり戦争への支援をするのであれば、重大な結果がもたらされるだろう」
14日、ホワイトハウスのサキ報道官から発された警告ともとれる言葉。ロシアが中国に要請したとされる、軍事や経済面に対する支援に対するものだ。複数の欧米メディアがこうした内容を報じており、CNNなどは「ロシアはドローンを含む軍事支援を中国に要請した」などとしている。
中国側はこれに反論。中国外務省の趙立堅副報道局長は「最近、アメリカはウクライナ問題で中国を対象にした虚偽情報を相次いでまき散らしている」と述べた。
こうした中、アメリカのサリバン大統領補佐官と中国の楊潔チ政治局委員はローマで会談を開いたが、会談の時間は7時間にも及び、担当記者も「記憶にない」という。ロシアのウクライナ侵攻に対する中国のスタンスについて、ANN中国総局の千々岩森生総局長が伝える。
中国外務省の華春瑩報道局長
Q.中国によるロシアへの軍事支援の真偽は?
現状、軍事支援という意味での可能性は低いとみている。中国外務省の華春瑩報道局長は先月24日、「我々はアメリカのようにウクライナに大量の軍事施設、設備を提供していない」「ロシアは実力のある大国として、中国あるいは他の国からの提供を必要としないと思う」と、ロシアがウクライナ侵攻を開始した日に明言している。
「この発言があるから支援がない」と言いたいのではなくて、アメリカを批判したいがために一言、二言、余計なことを言ってしまったという感じもした。「アメリカはウクライナに対して軍事支援をしている、だからこそ緊張がエスカレートしているじゃないか。中国はロシアに対してそんな支援はしない。緊張をエスカレートさせるようなことはしない」という、アメリカ批判のために口が滑ってしまったと思っている。
それ以降、「ロシアに軍事支援しない」「武器支援はしない」と言っていないことは若干気になる。しかし、軍事支援するとなると、ロシアに向いている国際社会の批判が中国にも向きかねないということで、そこまでは考えていないだろう。
Q.米サリバン大統領補佐官と中国のヨウ・ケツチ政治局委員の会談は7時間にも及んだということだが、中国ではどのように報道された?
国営テレビは、中国政府が発表した内容をそのまま一言一句変わらずに、写真1枚だけを使って報道していた。会談では、ウクライナ問題の他にも台湾や香港、新疆ウイグル自治区の問題など、米中の中で横たわる様々なことが話し合われ、中国側はこう発言した、アメリカ側にこうアピールした、ということは細かく報じられた。そして、米中関係は別にして、ウクライナ問題ではこういうやりとりがあったということも発表された。
7時間というのは会談として極めて長く、我々も想定していなかった。会談は夜から始まり、夜中に発表があるかと思って私も1時、2時まで待機していたが、それでも出なかった。その後、ようやく朝になったら発表があったということで、私のこの4年の中では記憶にない。それだけ懸案が多いということでもあると思う。
ANN中国総局の千々岩森生総局長
Q.中国からロシアへの軍事支援の可能性は低い一方で、経済支援の可能性は?
経済支援はあり得ると思う。ただ、経済支援をすると表明して行うと、それは制裁の対象になりかねない。実は、中国政府はすでに「ロシアに対する正常な貿易は続ける」という言い方はしている。
2月4日の中露首脳会談の中で、天然ガスのロシアから中国への輸入を拡大すると約束している。経済に関してはいろいろなやり方があるので、そうした貿易の一貫として取引しているだけだと、見えにくいかたちで経済支援を行う可能性はあると思う。
ただ、この会談が中国にとっては“足かせ”になっている部分もある。国際社会から中露一体と見られる可能性があるし、北京オリンピックの開会式に各国が外交的ボイコットとして参加しなかった中で、プーチン大統領は参加した。ビッグネームが来るということは中国にとってありがたかったわけで、プーチン大統領としては「行ってあげたよね」という言い分もあると思う。
日本のコメント
中国は最初から関与する気はなかったんじゃないかな。
周辺国に今後自国が進行した場合、国際社会がどんな反応を見せるか、
ロシアを焚き付けて様子を見たんじゃないかとも思う。
北朝鮮がこれ見よがしにミサイルを打ち始めたのも、その一環だと思う。
うまくいけば加担したかもしれないが、まさか徹底的に経済的な締め出しを食らうことまで行くならやばいと学習したでしょう。実益ないことしないだろうから傍観がいちばんだとの判断だろうな。
仮にロシアが崩壊しそうなら、最後に出て行って、平和守るため今後ロシアでは国連で監視しましょう、うちはこの部分監視しますからーとか、美味しいとこだけ監視下に置くことまで考えるんじゃないかな。
いろいろな情報や憶測が出ているが、やはりアメリカが一番情報を持っていると思う。ここ最近アメリカは中国に対してロシアへの武器提供について釘をさしているのは、そういう情報は少なからずあるからだと思う。ここまで世界がロシアに対して制裁をし、しかも戦況も不利な状況が続けば、中国共産党もどちらが得かは考えるだろう。ただし習近平がプーチンと同じようただ周りの見えない裸の王様だった時、本当の世界危機が起こる可能性もある。ウクライナを攻撃しているロシアはすぐ隣の国で、けして遠い場所で起こっている戦争ではない。気味が悪い話だと思う。
戦況次第といったところだったんだろう。
ロシアがあっさりキエフを占領し、ゼレンスキーを排除し傀儡政権を樹立し、その政権に従わないウクライナ軍やそれを支援する西側を「反政府武装勢力」と断じているフェイズに入っていたら中国はロシアを支援。そうならなかったら西側に配慮してロシアを切り捨てる。
どの道制裁で疲弊したロシアは中国に依存し、西側でロシアの資源を必要とし、背に腹は代えられない人達は中国を介してロシアと三角貿易をするしかなく、中国に利益が集中する。
全部中国が仕組んだこと、といった陰謀論を信じたくなるほど、今回の戦争はどう転んでも中国が得をする仕組みになっている。
そもそも満州国建国やその後の日中戦争や太平洋戦争を、「被害者」のがわから批判するのを国是としている中国が、内政干渉はするな/しないと宣言している中国が、ロシアのウクライナへの侵攻を黙ってみていること/消極的態度をとっていること自体が国家的矛盾なんだよ。
自分たちが被害者で自分たちは非人道的侵略を受けたと言うなら、NATO云々言う以前にきっぱり批判して見せるべきなんだ。ロシアを批判して見せた中国の一部学者はその意味で一貫性があり誠実だ。日本の中国侵攻も国家の緩衝地や国益確保、欧米への対抗から出たものだ
歴史教育に熱心な中国。もし中国の子供たちが日本の侵略批判を学習したあと、ウクライナの真実と中国の煮え切らない態度を知ったら、中国の二重基準をどう思うだろう。
中共にとって、一番避けたいのはプーチン失脚と欧米寄り政権の成立だろう。露が中立ないしは欧米寄りになってしまえば、中共の国際的孤立は明白だ。ならば、露を助けない筈がない。いざとなれば、軍事面でのNATOの弱腰、米の腰砕けを見ているから、軍事面での支援は絶対にある。事によっては軍事的介入まで進む事もあり得ると思う。いずれにしても、露の暴走を止める事が出来ても、プーチンの失脚だけは阻止する覚悟に違いない。他に中共の、現体制で生き残る術は皆無なのだから。
中国は絶対ロシアを勝たせたいはずだ。国際社会が協調しても、大国の横暴を止められないことがしめされれば、中国も遠慮なく台湾に侵攻するし、そのあとは、対馬や尖閣だ。日本も対岸の火事と思わないで、できることすべてをやるべきだ。
ロシアの蛮行で、表向きかもしれないが、世界各国は中国との距離を置き始めた。
EUが台湾問題も口にした事も大きい。
今後、中国がロシア支援を前面に押し出すと、一路一帯どころではないだろうし、ウクライナも、中国にはいい気はしないだろう。
戦争の長期化は難しい舵取りの中、中国にも痛手ではないか?
プーチンも読み違えたが、習近平も大きく読み違えたのであろう。
まずはプーチンがオリンピックが終わるやいなや軍事侵攻したこと。
東部2州の親ロシア人地域(ロシアにとっては国家)を守ると言いながら首都キエフを攻撃しウクライナ全体を狙ったこと。
2,3日で制圧のシナリオがこんなに長引いたこと。
西側諸国が、中立を宣言していたスイス,フィンランド等も含めて一致団結して動いたこと。
経済制裁の規模が大きく重大なこと。
プーチンの言動が過激すぎて、国際社会を大きく刺激したこと。
などなど・・・
それ故いつもの中国に似合わず、関係者の発言が曖昧でかつ一貫性がない。
今頃、プーチンがどのように鞘を収めるのか、その時に中国はどのようなスタンスを取ったら良いのか、頭を悩ましていることだろう。
古い発言など、気にしていないのではないのか?
電撃戦でロシアが、ウクライナを掌握すれば、ロシアについていただろう。今現在、世界中の批判がロシアに向けられ、経済制裁を加えられている中、ロシアに恩をうり、世界経済をどう動かすか、シュミレーションしていんじゃないか。
台湾を手に入れるため、今回のウクライナ侵攻は、中国にとってまたとない資料となっただろう。もっと狡猾に上手く、台湾を手に入れる方法を導き出しているのではないか。
中国は空母を購入した時にウクライナと密約をしたという話があって
それを破ってまでロシアに肩入れするつもりはないのだろう。
ここでロシアに肩入れして貰っても話が面倒になるだけで、
一向に解決へ進まないので大人しくしておいてくれ
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